製品情報
|
放射率測定器:TSS-5X-3
|
TSS-5Xは、常温物体の放射率を迅速・高精度に測定します。
用途例 1.機器の熱設計に必要な使用部材の放射率 測定 2.各種部材の加工、処理前後の放射率比較
概要;- 放射率は、赤外線加熱を利用した暖房器具や発熱体をはじめとする、様々な放射器表面から赤外線放射のしやすさを示す数値です。 この放射率を簡単に測定できる、簡易型放射率測定器が、このTSS-5Xです。
放射率は、すべての波長領域での「全放射率」と、波長ごとの放射率を表す「分光放射率」に分けられます。 放射率を知ることで、暖房器具などの放射効率を高めたり、省エネルギーに役立てることができます。 このTSS-5Xは、全放射率を簡単に測定できます。
測定;- 一般に放射率測定では、サンプルを加熱して表面からの赤外線放射量を測定し、同じ温度における黒体炉等の基準放射源からの赤外線放射量と比較して求めます。 この簡易型放射率測定器:TSS-5Xの場合は、あらかじめ基準となる放射率が既知の二種類の基準片(放射率:0.06と0.94)を用い、サンプルを加熱することなく常温のままで測定できます。 測定原理は、検出ヘッドに取り付けられた半球面黒体炉からサンプルに赤外線を照射します。 照射された赤外線がサンプルの表面で反射し、これを検出ヘッド内部の赤外線検出素子で検出します。 検出された反射エネルギーから、演算により放射率が求められます。 なお、測定にあたっては、事前に二つの放射率基準片を用いて装置を校正する必要があります。
仕様;- サンプル温度:常温(+10〜+40℃) 測定放射率:0.00〜1.00 測定精度:±0.01以内 測定距離:12mm(検出ヘッド脚長) 測定範囲:φ15mm 測定値表示:LEDデジタル表示 測定方法:定温放射源からの赤外線放射に よる反射エネルギー量検出
|
|
|